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第9話 言葉選びは立体感が大切

皆様ごきげんよう


桜が満開から桜吹雪に変わり始めて

見上げると「桜餅」そのものやな〜とかんしんします

ちなみに私は餡子があまり好きでないので桜餅も食べることはありませんがね(笑)


第9話は伝え方のお話しです


仕事柄いろんな人と出逢います

雪の上に立ってしまえば

誰とでも同じ土俵の中で取り組みをします

それでも立場柄

どちらかといえばアウトプットの比率が高くなります


しかしスキーを脱いで

ウエアを脱いで

食事をしたりティータイムをしたりの際は

それぞれの生き様の背景が浮かび上がってきます

そんな時に私は「聞く側」のポジションに回ります(できる限りですが)

そう

インプットの比率が高くなります


どちらも楽しく大切な時間です


第8話でもお話ししたように

   人って聞いたことは忘れやすいみたいで

   言ったことはわりかし覚えてるようです


なので、私はアウトプットの際に

できるだけ言葉を選んだり

   言うてええか それとも言わざるべきか

   今言うべきか 今じゃないのか

などを結構考えます


私の場合 それはレッスンの時だけではありません

常にそんな感じです

家族にも同様です


何故なら

良いアドバイスや、良いお話もタイミングが悪ければ 毒となるし

そうなったら結構悔やむからです

大切な時間を台無しにしたくないのです


言葉選びは難しいけど楽しくて

上手くいくと嬉しいものです


今シーズン言葉選びを考えて考えて 

生徒さんがなんだか「わかる〜」ってなった事があります


「立ち上がるときね、今までの谷脚から立ち上がって」と言いたかったのですが

それだとその人には難しそうな感じだったので

言い方を少し変えて


「立ち上がる時に今までの内脚使わんと立ってみてくれる?」に変えたら

生徒さんが「あ〜〜〜そう言う事なんですね!なんかわかる〜」ってなったのです


まぁこれはあくまでもたまたまで、その人にわかるように考えた結果のことで

万事に功を奏すわけではないのですがね

この時

あ〜〜よかった、やっぱ、物事を伝える時って「立体的に思慮すべきやな〜」って

私も 「なんかわかる〜」になりました


もう一つ

これは何かのコラムで書いたことがあるのですが


リフトの上で空を見上げていたら 私の目には白い尾っぽのオジロワシ

が、目に飛び込んできて

横に乗っていた生徒さんに「オジロワシですよ!」言うたら

「あれはオオワシです」と言われたことがあって

なんかちょっと”シュン”ってなってしまったのです

まぁ、言葉を失ったと言うのかなんと言うのか、、な感じ


心の中ではもう一人の直子が

「え〜〜!えぇやんオジロワシもオオワシも、ワシやん」と叫んでいたのですが

「あぁ・・そうなんや」と言ったきりでした


でもやっぱここは できるだけ 「オジロワシを見た日」にしたいと思って

リフト何本分か滑った後に


私の好きな映画の中でね 好きなセリフがあるんですよ

「正直に言うことが誠実だと思わない。何を言うか選ぶセンスが大切なのよ」

ってセリフなんです

でね

だからね

せっかく夕張市民が「夕張にオジロワシ!」って嬉しそうに言ってるんやし

あれね、オオワシじゃなくてオジロワシってことにしませんか?

って言ってみたんです


そう言うと、生徒さんは笑っていました


翌シーズン同じ時期にその生徒さんがいらして

またしても同じシチュエーションでその尾っぽの白いおっきい鳥が飛んでたのです


私は先シーズンのことを思い出して

その鳥を見ていたら

生徒さんが

「直子さん。オジロワシですね〜」と嬉しそうに言いました





物事って長い時を経て成り立っていくもんやな〜って

嬉しくなってしまいました


話がずれたようでずれていません(笑)


アウトプットとインプットのバランスって

こう言うことでも表れるんやな〜って知りました


言葉はタイミングによって生きたり死んだりする


大切に

大切に



と言うことで

なんだか長くなりすぎましたのでここらで

お暇いたします


それではみなさんご機嫌よ〜〜〜ぅ




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